頚椎症

頚椎症とは、頸椎の椎間関節、椎間板、周囲の筋肉などの組織が、おもに加齢で異常をきたすことにより、肩こり、首の痛み、腕の痛みや痺れなどの症状が現れる病気のことをいいます。

人間の頭の重さは体重の約10％と言われています。この重い頭を支えるために、首、肩の筋肉は一体になって収縮しています。この筋肉の収縮が過剰となったり、長時間続いたりすると、首や肩にコリを感じ、やがて首の痛みが生じたり、スムーズに動かせなくなったりすることがあります。

これを放置すると、骨や軟骨が変形して神経への圧迫を招き、腕の痛みや痺れなどを引き起こします。さらに放置すると、手足の麻痺や内臓の機能低下など、症状の重篤化を招くこともあります。