年齢を重ねるうちに猫背や亀背と呼ばれる脊椎の異常によって、腰椎の緩やかな前弯のカーブが崩れて、体を支えているバランスが崩れるとその上の胸部や首や頭が支えきれなくなって、うつむきや前かがみの姿勢になりやすく、頭を後方へ引き、顎を突き出し、首がストレートネックになるなど典型的な悪い姿勢を作らないと歩行できなくなります。こうなると腰痛だけでなく、背部痛、肩こり、首コリ、頭痛などの様々な病気が起きてきます。
腰椎周辺の構造は複雑で第5腰椎の下側には仙骨があり、その仙骨を左右の腸骨が仙腸関節を接点として支えており、その下側には股関節、膝、下肢とつながって体を支えているのです。
これらの個所が、年齢を重ねて変形し腰椎に影響を与え腰痛の原因になっているのです。また腰椎を取り巻く筋肉が、骨盤(腸骨、仙骨)や胸椎、股関節、膝、下肢におよんでおり、この筋肉の緊張が程度を超すと脊椎を歪め、体の姿勢やバランスが崩れて、腰椎は前後左右上下に歪みが生じ、さらに腰痛を悪化する原因になると考えられるわけです。
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