うつ病は、精神疾患の一つで、気分障害という分類に含まれます。病気、失業、退職、別居、離婚、引っ越しなど、生活や環境の変化によって発症することが知られています。
うつ病の人の脳内では、セロトニンやノルアドレナリン等の神経伝達物質の伝達がスムーズに行われず、様々な症状が現れます。まず、気分が落ち込み、意欲が低下し、日を追うごとにつらい気持ちが強くなっていき、仕事、家事、勉強などの日常生活に障害が生じます。さらに、何事にも悲観的になり、自分の存在が周囲に迷惑をかけ、生きていても仕方がないと、自殺念慮を持つこともあります。少しでも早くうつ病であることを知って治療することが大切です。
うつ病の治療法
医師によるうつ病の治療は抗うつ薬による薬物療法が中心になってきます。よく使われる薬剤は、セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン、ノルアドレナリン再取り込み阻害薬などです。セロトニン、ノルアドレナリンに対してピンポイントで働きかけるため、従来の薬剤より副作用が少ないのが特徴です。抗うつ薬を飲む上で重要なことは医師の指示に従って使用法と容量を守ることです。
朝の散歩はうつ病の予防になる
朝に散歩すると大きなメリットがあります。朝の太陽の光を浴びるとセロトニンという、うつの予防や睡眠障害を防ぐ効果があるホルモンが分泌されるということです。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれていて、心を安定させたり、脳の回転を良くする働きがあります。
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