医療機関での診断方法

まず問診で症状について詳しく聞き、診察で痛みの現れ方や神経の障害をを調べます。椎間板ヘルニアの診断では下肢伸展挙上テストが行われます。

 

ヘルニアで神経が圧迫されると30~40度まで脚を上げただけでお尻から脚へ痛みが走ります。問診や診察で分かる神経の機能的な異常に、画像診断で確認された椎間板ヘルニアや神経のようすが一致すれば、ヘルニアが症状の原因と診断できます。

 

 

椎間板ヘルニアについては、ここ20年ほどの間に常識が大きく変わりました。昔は飛び出したヘルニアは手術で取り除かねばならないものと考えられていましたが、最近では手術するケースは減っています。MRI等の画像検査の普及により、ヘルニアは自然に縮小することがあり、またヘルニアがあっても痛みが出るとは限らないことが明らかになってきたからです。