腰部椎間板ヘルニアの症状

椎間板ヘルニアの代表的な症状は、急性の強い腰痛と脚の痛みや痺れです。前かがみになったり、物を持ったりして、椎間板の内圧が高まると、後方の神経への圧迫・刺激が増して、症状が強くなるのが特徴です。

 

ヘルニアは第4腰椎と第5腰椎の間や第5腰椎と仙骨の間に多く生じますが、ここから出ている神経は坐骨神経を形成しているため、椎間板ヘルニアではしばしば坐骨神経痛が起こります。お尻から脚の後ろ側へ走るような痛みと痺れが典型的で、多くは左右片側に現れます。坐骨神経には運動神経も含まれるので脚の脱力感や運動障害が現れることもあります。

 

 

脊柱管狭窄症との違いは、脊柱管狭窄症は、おじぎをしたり、前かがみの姿勢になると症状が楽になります。腰椎椎間板ヘルニアは、反対におじぎをしたり椅子に座るなど前かがみの姿勢の時に症状が強まるのが特徴です。