カイロプラクティックの治療の流れ

カイロプラクティックの治療は、痛んでいる場所だけでなく、身体全体のバランスを見て触診し、治療に役立てます。

 

一番大切なのは患者の訴える症状を聴取し、治療の参考にすることです。立位や座位の姿勢の視診、座位や伏臥位での触診、下肢の伸展挙上検査等を実施し、患者さんが苦痛を訴えてきた、下肢・臀部の痛んだ箇所から腰椎のどの部分のヘルニアかを診断します。そして、症状に該当する腰椎の歪んだ箇所を矯正して症状を軽減させるわけです。

 

患者さんの症状が急性状態で痛みが強い場合は、安静アイシング等の処置をして慢性状態になるまで期間を置いて様子を見ます。

 

カイロプラクティックの治療は全身治療ですので、ヘルニアを起こしている腰椎だけでなく、骨盤(仙骨・腸骨)股関節等の隣接する箇所や上部の胸骨・頚椎といった遠隔箇所も腰椎を歪める原因になっている場合もあるので身体全身のバランスを見て治療を行った方が症状が早く治癒するものである。